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栄養士のつぶやき「食後の空腹感」
今回は食後なのに空腹感に襲われる理由について話そうと思います。食事を済ませたばかりなのに、なんとなく満腹にならないという経験はありませんか。空腹感は身体に食べ物が入ってくるだけでは満たされないこともあるようです。
原因
- 睡眠不足
睡眠時間が短いと、食欲と代謝の調節をおこなう物質「レプチン」が減少し、あわせて食欲増進物質の「グレリン」の増加にもつながります。つまり、寝不足だと空腹感が強まり、また、食べても満足感を感じなくなり過食の原因になります。
- 水分不足
体の水分が足りない時におこる脱水症状は、空腹感とよく似ることがあります。食事をするとき、乾燥した口内に唾液が分泌されるため、水分不足だと気付きにくいですが、体に必要な水分量が足りてないと気付かないうちに脱水症状に陥ることもあります。
- 糖分の摂りすぎ
糖を摂取して食後の血糖値が上昇すると、「インスリン」という成分が分泌されて血糖を下げる働きをします。大量に摂取すると身体が一時的に「低血糖」状態に陥るため脳はエネルギーが足らないと判断し甘いものが食べたいとうい感覚に繋がるのです。
- ストレス
精神を安定させる作用を持つ成分の一つに「セロトニン」があります。食欲をコントロールする作用があり、ストレスにより体内のセロトニンが減少し、同時に食欲が抑えられなくなります。
栄養士のつぶやき「高尿酸血症・痛風」
今回は、「高尿酸血症・痛風」についてお話します。
特徴
成人男子の5人に1人は高尿酸血症と言われています。特に30歳代がもっとも多く、若年化の傾向がみられます。尿酸値の上昇の原因は、食物に含まれるプリン体の他、最近ではアルコール飲料や激しい運動、肉体労働、ストレスなどが原因とされています。
診断
尿酸の血中濃度が7.0mg/dl以上は要注意です。痛風発作は、激しい痛みが限局して起こります。足の親指の付け根が腫れて、風が吹くだけでも痛いと言われています。
治療
発作時には非ステロイド系抵抗炎薬での治療が行われていますが、食事療法、飲酒制限、運動習慣などの生活改善も重要です。
食事療法のポイント!!
プリン体含有量の多い食品とアルコール飲料を制限する。
極めて多い(300mg以上)
鶏レバー、干し物類、白子、肝
多い(200~300mg)
豚レバー、牛レバー、カツオ、大正エビ
少ない(50~100mg)
鰻、ワカサギ、豚ロース、牛肉ロース、牛タン
極めて少ない(~50mg)
魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、数の子
健康ぶらり旅「ひまわり畑」
今回のぶらり旅は山陽小野田市埴生の「花の海」です。現在、ひまわりが満開でとても綺麗です。
ちなみにひまわりの生産国世界一位はロシアです。国花として、国の象徴になっています。また、ひまわりには優れた栄養素が多いです。ひまわり油には「美容ビタミン」といわれるビタミンEが豊富に含まれています。北海道北竜町では、ひまわりの生産が積極的にされており、薬膳料理として振舞われているそうです。
外出には十分な熱中症対策を
日中は気温が大変高くなっています。水分補給といった熱中症対策が必要です。ただ一度に大量の水分を補給すると、かえって体内の電解質バランスが崩れ体調不良の要因になります。また、緑茶やウーロン茶に含まれるカフェインは利尿作用があるため水分補給には適しません。水分補給には経口補水液かスポーツドリンク、水・麦茶などには塩飴や梅干しなどで塩分を摂取しましょう。
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栄養士のつぶやき「野菜を摂りましょう!」
今回は暑くて食欲が落ちる夏こそ、野菜を食べたほうがいい理由について話します。
①水分が多い
食事から摂る水分量は意外と多く、一日あたり約1リットルほどあります。
夏場に多い熱中症予防には水分摂取が重要ですが、飲み物ばかり注意しても、食事からの摂取量が減ると、水分不足になる可能性が高まります。食事の中でも、主食(特にご飯)や野菜、果物は水分が多いので、積極的に摂りましょう。
②カリウムが多い
汗をかくことによって、ナトリウムだけでなくカリウムも失われていきます。イモ類、しそ、枝豆をはじめ野菜全般にカリウムが多く、汗とともに失われたカリウムを補うことができます。
③ビタミンB1が多い
トウモロコシ、枝豆、インゲンなど夏が旬な野菜は、ビタミンB1が豊富です。B1は糖質の代謝を高めるので、夏バテ防止に効果的です。
④ポリフェノールが多い
ナスのナスニンやアントシアニン、ピーマンのアピゲニ、トマトのリコピンなど色素の濃い野菜はポリフェノールが豊富です。夏場は多量の紫外線によって酸化されやすいので、野菜を食べて抗酸化作用のあるポリフェノールを積極的に摂取していきたいですね。
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作品紹介「夏の風物詩」
今回は夏の飾り物について紹介します。
お、風鈴ですね。
続いてあさがおです。癒されます!
これは夏越まつりです!
提灯も鮮やかにできてますね!
これは月鉾です。神輿の上に飾っていますね!
人形の厄落としです。
名前と年齢を書いて
厄が落ちますように!
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栄養士のつぶやき「ペットボトル症候群について」
今回は、ペットボトル症候群についてお話します。
清涼飲料水などの飲み物は、熱中症対策でも使用されていますが糖質が多く入っているので、飲み過ぎるとペットボトル症候群という恐ろしい病気を引き起こします。
ペットボトル症候群とは
ジュースや甘い炭酸飲料、スポーツドリンク、缶コーヒーなど、糖分の入った清涼飲料水を多く摂取することで発症する病気のことです。喉が渇いた際にお茶や水ではなく、スポーツドリンクを飲むと急激に血糖値があがり、それにより喉が渇いて、また飲んでしまい高血糖を引き起こすという悪循環が起こります。
清涼飲料水(500ml)には約33g、角砂糖10個分が含まれています。しかも吸収が早くなるように成分が調整されているので急激に血糖値が上がります。血糖値をコントロールしているホルモン(インスリン)の働きが低下し、糖の代謝がうまくいかず糖尿病を引き起こす原因になります。喉が渇いたからといって飲み過ぎには注意です。
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